国際連合開発計画(UNDP)のハジアリッチ秀子駐日代表が世界連邦日本国会委員会75周年会議で、国連が主催する「未来サミット」でテクノロジーが一つの課題になっているが、人間の安全保障の観点から人間が中心となったテクノロジーの推進が重要であると説いた。(23/05/2024)

国際連合開発計画(UNDP)のハジアリッチ秀子駐日代表が世界連邦日本国会委員会75周年会議で、国連が主催する「未来サミット」でテクノロジーが一つの課題になっているが、人間の安全保障の観点から人間が中心となったテクノロジーの推進が重要であると説いた。技術だけではなく、ガバナンス、規制、オンライハラスメントの撲滅などの、技術意外の部分での推進が、人間の安全保障に基づいたテクノロジーの推進だと考えている。つまり、テクノロジーは手段であり、目的ではない。目的は、例えば女性の雇用や尊厳をテクノロジーによって推進することや、医療、教育、そして誤解を避けるような、平和を推進するようなテクノロジーの使い方が肝要だとUNDPは考えている。また、「未来サミット」に関してだが、未来と若者、そして女性も大事ではあるが、もちろん今日あっての未来なので、UNDPは現場では、五カ年計画やSDG行動計画などの支援も行っている。最近の傾向では、行動科学や未来のビジョン、Future based planingと呼ばれるものも行われているが、2050年の天気予報を子供達が話すという企画や、アフリカ諸国とのTICAD会議においては、30年後をビジョンとしたアフリカの学生と日本の学生がともにアフリカ弁護をする活動なども展開していると述べた。(レポーター井門孝紀)(23/5/2024)

 

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