鈴木宗男参議院議員による発言 — 国連創設80周年・世界連邦国会決議20周年記念会合にて

鈴木宗男参議院議員による発言 — 国連創設80周年・世界連邦国会決議20周年記念会合にて
世界連邦日本国会委員会

令和7年(2025年)3月6日(金) 午前10時-11時半
衆議院第一議員会館 1F 国際会議室

要約
令和7年(2025年)3月6日、世界連邦日本国会委員会は、国連創設80周年・世界連邦国会決議20周年を記念する会合を開催しました。本会合において、無所属参議院議員・鈴木宗男議員が発言を行い、世界平和と世界連邦推進に対する日本の揺るぎない決意を改めて表明しました。鈴木議員は、地球環境問題への早急な対応の重要性を強調するとともに、恒久的な世界統一を目指して超党派の連携を呼びかけました。

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無所属参議院議員・鈴木宗男議員は、国連創設80周年・世界連邦国会決議20周年を記念する会合において、以下の発言を行いました。

鈴木議員は、決議案の素案に対し支持を表明するとともに、その内容を一層強化するための提案を行いました。鈴木議員は、地球環境問題への対応が現代における最重要課題の一つであることを強調し、素案の結びに「地球環境」への言及を盛り込むべきであると提案しました。世界連邦の実現を目指すにあたり、この追加は時宜を得たものであり、極めて適切であると述べました。また、21世紀は「環境の世紀」と呼ばれて久しく、素案が既に力強い政治的メッセージを発していることを認めつつも、地球温暖化対策という喫緊かつ根本的な課題に焦点を当てることで、さらに豊かな内容となるであろうと指摘しました。

さらに鈴木議員は、世界連邦実現に向けた取り組みにおいて、超党派の連携が重要であることを強調し、関係者一同に対し、積極的な推進と支援を呼びかけました。続いて自身の経験を振り返り、1991年にソ連のゴルバチョフ大統領が来日された際に、外務副大臣として仕えたことに言及しました。鈴木議員は、ゴルバチョフ大統領によるペレストロイカなどの改革に深い敬意を表し、その理念は今なお世界に生き続けていると述べました。そして、ゴルバチョフ大統領の平和と改革への貢献は、ノーベル平和賞に値するものであったと強調しました。

世界統一への更なる思いを込めて、鈴木議員は、日本初の宇宙飛行士である毛利衛氏が宇宙から「地球には国境線が見えなかった」と伝えたメッセージを紹介しました。この言葉の持つ普遍的な意義を称え、国境を越える「一体性の精神」を大切にすべきであると訴えました。最後に、政治の究極の目標は恒久的な世界平和の実現にあると改めて強調し、世界連邦推進に向け、日本がその責任を果たす決意を新たにするとともに、関係者一同の今後一層の協力を呼びかけて、発言を締めくくりました。

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